絵本のサブスクおすすめ5選！子どもの成長をサポートする定期購読サービスの選び方

子どもには、さまざまなジャンルの絵本を読んでもらいたいものの、買いに行く手間を負担に感じる人が多くいます。効率的に子どもに絵本を読ませたいなら、絵本のサブスクサービスがおすすめです。この記事では、絵本のサブスクの選び方やおすすめのサービス、利用シーン、利用時の注意点を紹介します。

記事を読めば、子どもの年齢や興味に合わせた絵本をサブスクで手に入れる方法がわかります。サブスクを利用すれば、子どもの知的好奇心を刺激し続けることが可能です。活用方法を知り、子どもに絵本を楽しんでもらいましょう。

絵本のサブスクの選び方

絵本のサブスクの選び方を以下に紹介します。

媒体

サブスクサービスでは、さまざまな媒体で絵本を選べます。選べる媒体として一般的なのは、紙の絵本や電子書籍などです。近年は子どもがスマホやタブレットを扱えるので、手軽に読めるアプリやオーディオブックなども人気を集めています。

視覚と聴覚の両方を使って楽しめる動画コンテンツは、子どもの興味を引きやすく、需要が高い傾向にあります。家族の生活スタイルや子どもの好みに合わせて、適切な媒体を選びましょう。複数媒体の組み合わせもおすすめです。

料金

絵本のサブスクサービスの料金形態には、月額制と単発購入があります。月額制は1,000～3,000円、単発購入は1回当たり500～2,000円程度です。長期契約を利用すれば、料金がよりお得になります。機能性や使いやすさを知りたい場合は、無料お試し期間があるサービスを利用しましょう。

サービスによって異なりますが、購入した絵本は、買い切り型と返却型に分かれます。返却不要のサービスは割高ですが、本の管理や返送の手間が省けるメリットがあります。家族構成や利用頻度、予算に応じて最適なプランを選びましょう。

配本数

配本数は、絵本のサブスクサービスを選ぶうえで重要です。家庭によって異なりますが、子どもが飽きずに楽しめる量は、月に4〜8冊程度が一般的です。多すぎる場合は読み切れずにたまってしまい、逆に少なすぎると物足りなさを感じてしまいます。

子どもの様子や反応を見て決めたい場合は、配本数を調整できるサービスがおすすめです。配本数を少なめで始めても、子どもの成長に合わせて変更できるので検討しましょう。

ラインナップ

多くの親の気になる点が、絵本のラインナップです。絵本のサブスクサービスには、人気の絵本シリーズから季節や行事に合わせた絵本まで、幅広いジャンルがそろっています。サービスによってラインナップの内容や充実度は異なるため、自分の子どもに適したサービスの選択が大切です。

対象年齢

絵本のサブスクサービスを選ぶ際は、対象年齢を確認しましょう。絵本のサブスクサービスには、年齢別におすすめの絵本を選べる機能が備わっています。サービスによっては、特定の年齢に特化している場合もあるため、自分の子どもに合っているか確認が必要です。

一般的に、絵本の対象年齢は以下に分類されます。

0〜2歳向けは、赤ちゃん絵本やしかけ絵本、3〜4歳向けはストーリー性のある絵本や知育絵本がおすすめです。5〜6歳向けは読み物絵本や科学絵本が適しています。子どもの成長に合わせて絵本を変更したい場合は、対象年齢が幅広いサービスを選びましょう。子どもから大人までが対象のサービスも存在します。

幅広い年齢層に対応した豊富なラインナップのサービスを選ぶと、長期的に利用できます。

リコメンド機能

リコメンド機能は、おすすめの絵本を表示する機能です。子どもの年齢や興味に合わせて最適な絵本を自動で選んでくれるので、絵本選びの手間と時間を省けます。リコメンド機能には、以下の特徴もあります。

教育系の絵本を読ませたい場合は、条件の設定が有効です。条件に沿って適した絵本を推薦してくれます。条件に関係なく人気の絵本や受賞作品を優先的に提案する場合があるので、子どもの興味や関心に合っているかの確認が必要です。読ませたい絵本がわからない場合は、リコメンド機能のあるサービスを利用しましょう。
» 幼児教育の重要性を解説！早期教育との違いとは？

おすすめの絵本サブスク5選

絵本のサブスクサイト	利用料金(税込)	送料(税込)	特典	内容	支払い方法	おすすめな人	詳細
絵本の本棚	1か月約2,000円前後	390円	読書ノート、クレヨンハウス通信が毎月無料、クリスマスプレゼント	赤ちゃんから小学6年生、英語、新刊、大人の絵本など25コース	クレジットカード、口座引き落とし、一括前払い	豊富なコースから選びたい人	詳細を見る
絵本クラブ	月によって変動1,760〜4,400円	1回のお届け金額が5,500円未満(税込)の場合594円	なし	0歳〜小学6年生の13コース、パパ向けコース、大人コース、プレママコース	クレジットカード、代金引換(毎月払い)、銀行振込(一括前払い)	年齢に合ったジャンルの作品をバランス良く読みたい人	詳細を見る
絵本ナビえいご	月額プラン1,200円、1年オンラインコード版9,600円、3年オンラインコード版18,000円	アプリのため配送なし	1年間オンラインコード版は4,800円、3年間オンラインコード版は25,200円月額購読よりもお得	1,000冊以上の英語絵本が読み放題、120本以上の英語動画が見放題	クレジットカード	子どもに英語を学ばせたい人	詳細を見る
親と子の童話館ぶっくくらぶ	1か月2,100〜3,350円	220円	なし	0歳〜15歳の子ども15コースと大人コース	クレジットカード、口座振替	読み聞かせに適した良質な絵本を受け取りたい人	詳細を見る
ブッククラブ	1か月平均1,540円(2冊セット、0〜1歳コース)	440円、7,500円以上購入した場合は無料	定期購読に新規入会で月刊絵本	定期購読は0歳〜小学6年生の14コースと大人コース、絵本セットの購入も可能	クレジットカード、代金引換、銀行振込	定期購読だけではなく、おすすめの絵本セットも購入したい人	詳細を見る

絵本の本棚

利用料金(税込)	1か月約2,000円前後
送料(税込)	390円
特典	読書ノート、クレヨンハウス通信が毎月無料、クリスマスプレゼント
内容	赤ちゃんから小学6年生、英語、新刊、大人の絵本など25コース
支払い方法	クレジットカード、口座引き落とし、一括前払い
おすすめな人	豊富なコースから選びたい人

子どもの本専門店として48年の実績をもつクレヨンハウスが運営する「絵本の本棚」。絵本は年齢別コースや新刊、英語、ユーモアなど多様なテーマから選べるため、目的に合った絵本を簡単に見つけられます。コースごとに、毎月の配本予定も確認できるので、子どもの興味に合わせて選べます。

配本予定の中に持っている絵本がある場合は、代替えの本に変更もできるので便利です。出産祝いや入園・入学祝い、毎月届く絵本のギフトとして利用可能。絵本はプレゼント先に届けられ、請求書は購入者に送られます。ラッピングサービスにも対応しており、贈り物として喜ばれます。

絵本クラブ

利用料金(税込)	月によって変動1,760〜4,400円
送料(税込)	1回のお届け金額が5,500円未満(税込)の場合594円
特典	なし
内容	0歳〜小学6年生の13コース、パパ向けコース、大人コース、プレママコース
支払い方法	クレジットカード、代金引換(毎月払い)、銀行振込(一括前払い)
おすすめな人	年齢に合ったジャンルの作品をバランス良く読みたい人

利用者2,000万人(※1)以上の絵本ナビが運営する「絵本クラブ」。ロングセラーの名作絵本や読書が楽しくなるユーモア絵本など、選書会議で厳選した絵本を提供しています。絵本リストが公開されており、すでに持っている絵本は交換可能です。20年以上の歴史をもつ、多くの人に選ばれてきたサービスです。

「おねだり機能」を使えば、孫へのプレゼントに悩むおじいちゃんやおばあちゃんも簡単に利用できます。事前に届け先情報を入力しておけば「おねだりURL」を送るだけで、受け取った側が支払いを完了させることが可能です。絵本は孫への贈り物として人気が高く、ランキング第2位(※2)に選ばれています。

※1 2025年1月時点、年間利用者数(ユニークユーザー数)
※2 「孫へのプレゼントに関するアンケート」赤すぐ総研×ゆこゆこ 2013年12月

絵本ナビえいご

利用料金(税込)	月額プラン1,200円、1年オンラインコード版9,600円、3年オンラインコード版18,000円
送料(税込)	アプリのため配送なし
特典	1年間オンラインコード版は4,800円、3年間オンラインコード版は25,200円月額購読よりもお得
内容	1,000冊以上の英語絵本が読み放題、120本以上の英語動画が見放題
支払い方法	クレジットカード
おすすめな人	子どもに英語を学ばせたい人

日本e-Learning大賞2022経済産業大臣賞(※3)を受賞した「絵本ナビえいご」。欧米や日本、童謡童話、写真絵本など英語の絵本が1,000冊以上も読み放題です。絵本はA〜Zの26レベルに分かれているため、子どもの英語力に合ったレベルからスタートできます。

絵本ナビえいごには、ネイティブによる読み聞かせ機能があり、すべての絵本に収録。英語動画やAI採点付きの発音ゲームなど、ゲーム感覚で英語を学べる仕組みがたくさんあります。絵本を読むだけではなく、聞く力や話す力も身に付けることが可能です。

※3 eラーニングを活用したコンテンツ等から優れたものを選出

親と子の童話館ぶっくくらぶ

利用料金(税込)	1か月2,100〜3,350円
送料(税込)	220円
特典	なし
内容	0歳〜15歳の子ども15コースと大人コース
支払い方法	クレジットカード、口座振替
おすすめな人	読み聞かせに適した良質な絵本を受け取りたい人

1982年に発足し、43年の歴史をもつ「親と子の童話館ぶっくくらぶ」。「絵」「言葉」「物語り」の3つを柱にして、読み聞かせに適した絵本を選んでくれます。配本のリストは非公開のため、本選びで迷わず、毎月届く絵本を楽しみに待てます。

親と子の童話館ぶっくくらぶでは、毎月の配本とともに会報誌「童話館ぶっくくらぶ通信」が届けられます。会報誌では絵本や本、子どもを取り巻く社会について学べる情報を掲載。絵本や子どもに関する相談ができるサポートセンターも用意されており、利用者から好評を得ています。

ブッククラブ

利用料金(税込)	1か月平均1,540円(2冊セット、0〜1歳コース)
送料(税込)	440円、7,500円以上購入した場合は無料
特典	定期購読に新規入会で月刊絵本
内容	定期購読は0歳〜小学6年生の14コースと大人コース、絵本セットの購入も可能
支払い方法	クレジットカード、代金引換、銀行振込
おすすめな人	定期購読だけではなく、おすすめの絵本セットも購入したい人

全国の都道府県立図書館26館のリスト(※4)を参考に、図書館が選ぶ絵本ランキング100を作成した「ブッククラブ」。独自に作成したランキングと、10年・20年以上にわたり愛され続けている絵本をもとに対象年齢別にリスト化。15コースが用意されており、子どもの成長や興味に合わせて選ぶことが可能です。

ブッククラブは申し込みフォームから定期購読をプレゼントでき、贈り物としても喜ばれます。定期購読のほかに、絵本セットやおもちゃの販売もしています。絵本やおもちゃは年齢別・ジャンル別に厳選されているため、迷わず購入可能です。

※4 都道府県立図書館54館に推薦絵本リストの資料請求、44館からの返信があり、26館がリストを作成

絵本のサブスクをおすすめする理由

絵本のサブスクは、子育て中の親にとって魅力的な選択肢です。おすすめする理由を以下に紹介します。

本屋や図書館に行く手間を省ける

絵本のサブスクサービスの魅力は、本屋や図書館に行く手間が省ける点です。自宅にいながら新しい絵本を手に入れられるので、天候や体調に左右されません。24時間いつでも絵本を選べる点や、重い絵本の持ち運びが不要になるなどのメリットもあります。

混雑した店内や図書館で子どもから目を離す心配、感染症のリスクを減らせる点も嬉しいポイントです。

さまざまなジャンルの絵本を楽しめる

絵本のサブスクサービスを利用すると、さまざまなジャンルの絵本を楽しめます。多様なジャンルの絵本に触れると、子どもの好みや関心を見つけやすくなります。普段選ばないジャンルの絵本との出会いもあるため、新しい発見や学びの機会が増える点もサブスクのメリットです。

親子で新しいテーマや知識を学べる機会が増えるので、子どもの教育に興味がある方は、活用しましょう。

絵本のサブスクの利用シーン

絵本のサブスクを利用できるシーンを以下の項目に分けて紹介します。

知育

絵本のサブスクは、子どもの知育に効果的です。言語能力の発達促進だけでなく、想像力や創造性を刺激してくれるからです。絵本を読む行動により、集中力や注意力の向上にも効果があります。

以下の能力の発達や促進にも効果的です。

新しい絵本は定期的に届くため、読書習慣の形成にも役立ちます。絵本のサブスクを利用すると、子どもの興味関心を広げられます。

プレゼント

絵本のサブスクは、プレゼントとしておすすめです。誕生日や記念日のギフトに利用すると、子どもの成長に合わせた絵本が届くため、親子で楽しめます。祖父母から孫へのプレゼントでもおすすめです。サブスクサービスなら遠方に住んでいる場合でも、確実に絵本を届けられます。

兄弟や友達の子どもへのプレゼントにもおすすめです。高価すぎないため、プレゼントされた子どもの親も気を遣わず受け取れます。

読み聞かせ

読み聞かせは、子どもの成長に影響を与えます。親子のコミュニケーションを深め、子どもの想像力や創造性を育めるからです。読み聞かせには、以下のメリットもあります。

絵本を通じて物語の中で登場人物の気持ちを考え、道徳観や価値観なども身に付けられます。読み聞かせの時間は、親子の絆を強化する貴重な機会です。子どもと一緒に物語の世界に入り込むと、お互いの理解を深められます。就寝前のリラックスタイムにも最適です。

絵本のサブスクを利用する際の注意点

絵本のサブスクを利用する際の注意点を以下に紹介します。

定期的にラインナップを確認する

定期的にラインナップを確認しましょう。子どもの興味は移り変わりが早いため、最近まで読んでいたジャンルへの興味がなくなっている場合があります。定期的にラインナップを確認しておくと、子どもの新しい興味や発達に合わせた絵本を選べます。

子どもの反応を見る

絵本を読んでいる子どもの反応を見ると、次に読む絵本選びに役立てられます。注目すべき点は以下のとおりです。

観察を通じて、子どもの好みや興味を把握できます。反応が良くない場合は、違うジャンルへの変更がおすすめです。興味のない本を読ませ続けると、読書を苦痛に感じてしまいます。絵本の難易度の調整も重要です。対象年齢に合っていない絵本を読ませても、子どもの知育や発達には効果がありません。

子どもの反応を見ながら、絵本の内容を理解できているか確認しましょう。

絵本が増えて収納に困る

絵本のサブスクを利用すると、絵本が増えすぎて収納に困る場合があります。定期的に新しい絵本が届くためです。整理整頓の時間や手間がかかる以外にも、不要な絵本の処分問題にも悩まされる可能性があります。問題の解決には、収納方法を工夫する必要があります。本棚を増設したり、収納ボックスを活用したりしましょう。

すでに持っている絵本が届く可能性がある

サブスクサービスには、定番の絵本が含まれている場合が多いため、すでに持っている絵本が届く可能性があります。重複を避けたい場合は、事前に所有リストを設定しましょう。重複した場合は、親戚や友人の子どもへのプレゼントに活用できます。

同じ絵本でも、新旧で話が変更されている場合もあるので、改めて楽しめます。

絵本のサブスクに関するよくある質問

絵本のサブスクに関するよくある質問を以下にまとめましたので、参考にしてください。

絵本が向いている年齢は？

絵本は、0〜6歳くらいの子どもに最適です。絵本を通じて言葉や想像力を育む時期になるからです。2〜3歳になると絵本への興味が高まります。4〜6歳は読み聞かせの黄金期とされているので、積極的に絵本を読ませましょう。絵本のサブスクを利用すると、子どもの発達段階や興味に合わせて柔軟に絵本を選べます。

就学前までにさまざまな絵本に触れると、子どもの成長促進に効果的です。

外国語の絵本も利用できる？

多くのサブスクサービスでは、英語を中心に外国語の絵本を提供しています。サービスによってフランス語やスペイン語などの絵本も選べるため、語学教育に興味がある人におすすめです。外国語の絵本には、日本語と外国語が併記されている場合が多いので、2つの言語を同時に学べます。

紙の絵本は返却が必要？

基本的にサブスクサービスから届いた絵本は返却不要であるため、届いた絵本を自宅で保管できます。返却の手間が省けます。一部のサービスでは返却が必要な場合もあるので、利用前に確認しましょう。返却不要な絵本と返却が必要な絵本で、購入金額が異なる場合もあります。

まとめ

絵本のサブスクは、子どもを育てる親にとって教育に役立つサービスです。時間と手間を節約しながら、多様な絵本を子どもに読ませられます。無理に読ませても意味はないので、子どもの反応には注意が必要です。子どもの興味や関心、年齢に合わせた絵本を読ませてください。

子どもの将来的な成長や発達の促進に興味がある方は、絵本のサブスクサービスを検討しましょう。
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